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短いほど、時間をかけて。

また、本の話です。

「また本の話かよ」と言われる前に
断っておきます。

僕には、本を読む時の習慣というのが
いくつかあって、
その中のひとつが、
「短い文章の本ほど、時間をかけて読む」こと。

良い小説も、良い詩も、良いエッセイも、
消費される作者のエネルギーは、
同じぐらいだと思うのです。

ちがうのは、
それが長い文章のかたちに生まれたか、
短い文章のかたちに生まれたか、だけ。

だから、
短い詩やエッセイは、
ついついサーッと
読んでしまいそうになるところを、
ぐっとこらえる。

文字だけでなく、行間まで、
そこに込められているエネルギーを、
ひっぱりだせるだけひっぱりだしたいと
いつも思って読んでいます。

たまに、小説などの長い文章でも、
それをやってしまいそうになるのが、
悪い副作用なのですが。