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誰かのせい。

誰かのせいにし始めたら、終わりだと思います。特にディレクターやマネージャーと名のつく人は。誰かのせいにしてしまうというのは、他人が自分の思ったとおりに動いてくれなかったり、期待通りのクオリティで仕事をしてくれなかったりというような状況でしてしまうのではないかと思います。

おっさんもディレクションをし始めの頃に、スタッフがスケジュールを守ってくれなかったり、完成したものが当初の依頼と全然違ったりして、焦りや不満をそのままスタッフに発散して無理矢理やってもらっていた頃がありました。特にスケジュールについては、クライアントとろくに折衝もしないでスタッフに無茶をお願いしていました。スタッフには強いくせにクライアントには弱いディレクターでした。

今でもスケジュールやクオリティの問題には遭遇します。人間が出来ていないので、自分で勝手にイライラしたりすることはありますが、相手にぶつけることは減りました。なんでしなくなったかというと、ひとつは怒っても状況は改善しないし、根本的な原因が解決されていないため、その後も同じ事が起きてしまうということ。もうひとつは、そんな状況を見かねた昔の上司から、「自分の事でさえ思い通りにならないのに、他人の事を思い通りに出来るわけがないだろう。」と言われ、納得したためです。

そもそも、ディレクターというのは、クライアントからの予算や納期や品質などのオーダーに対して、社内スタッフや社外スタッフはもちろん、クライアントも調整してそのバランスを保つのが仕事のひとつであって、クライアントの依頼をそのままスタッフに伝えていてはメッセンジャーというか伝書鳩であって、そんな人はいても邪魔なだけで、必要のない存在なのではないかと思います。自戒も込めて。

著者撮影(トビーの誕生日にあげたボール。1週間で全部噛み砕かれました。)
トビーとボール

(城東のおっさん)