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ウェブサイトは様々ありますが、その構成やレイアウト、機能はだいたい似通ったものが多いです。たとえばポータルサイト。Yahooもlivedoorもgooも、横3列に分かれて、中央揃えで、右上に広告枠があり、真ん中にニュースがある。細かい所でいろいろと違いはありますが、だいたい似たような構成です。

同じようなコンセプトとターゲットで、同じようなコンテンツを扱っているのである程度は似通ってしまうのはしょうがないと思います。奇をてらうことが目的ではないですし、突き詰めていくと同じような構成になるのはしかたのないことなのかなと思います。

と、考えてしまいがちですが。Googleが出てくるまで、インターネットの検索は人間が整理するディレクトリ型が主流でした。iPhoneが出てくるまで、携帯電話はみんな同じようなデザインの折りたたみ型ばかりでした。そもそも携帯電話が出るまでは、電話は一家に一台あるものでした。そして、その限界を超えたものは何れも大きな潮流を生み出しています。

言い訳をする理由はいくらでも作ることが出来ますが、同じような設計思想があふれて飽和し尽くしている時こそ、ブレイクスルーが起きる直前のタイミングかもしれません。そこで自分がどういうアプローチをとるかは、外部環境ではなく、いかに自分の思考の限界を外すことができるかに尽きるのではないかと思います。そしてそれは突然出来るものではなく、無数の練習の上で初めて逆上がりが出来るようになるのと同じで、日々の取り組みの結果だと思います。

(城東のおっさん)

城東のおっさんは、名刺の肩書きに「ウェブディレクター」と書いていますが、二つも付けると分かりにくいかなと思って外した肩書きがあります。それは「インフォメーションアーキテクト」というもので、実際のお仕事でも「インフォメーションアーキテクチャ(Information Architecture:情報アーキテクチャ)」にかける時間が大半を占めています。

「インフォメーションアーキテクチャ」と「インフォメーションアーキテクト」というのは「デザイン」と「デザイナー」と同じで、前者は分野の名称であり、後者はその分野を担当する人のことです。では、インフォメーションアーキテクトとは何かというと、情報をわかりやすく伝え、受け手が情報を探しやすくする事を考える人です。家を建てる場合で考えると、住む人のライフスタイルに応じた家を考える設計士に相当します。

ウェブサイトに掲載する情報を整理してユーザが必要とする単位でグループ分けし(サイト構成)、そのグループにユーザが使う言葉で名前を付けて(ラベリング)、ひとつの画面の中にユーザの視線をシミュレーションしながら情報を配置して他ページとの遷移も考慮する(画面内情報設計)、という事をやっています。クライアントの伝えたいことを、ユーザの知りたい形に整理しなおしてあげるとも言えるかもしれません。

しかし、インフォメーションアーキテクチャだけを考えていると落とし穴があります。それは今目の前にある情報だけで物事を考えてしまうという事。そもそもこのサイトは誰のためにあるのか、その人が必要としている情報は用意できているのか、クライアントにとってコストパフォーマンスの高いサイトになっているのか。そういった事を考えるディレクション業務とのバランスが、大事なのかなと思います。

著者近影

城東のおっさん

(城東のおっさん)

ウェブサイトをデザインする人は、ウェブデザイナー。ポスターやCI(企業のロゴなど)をデザインする人は、グラフィックデザイナー。両者とも、どうやってクライアントの意図をビジュアル表現で伝えるかを生業とするという意味では、同じだと思います。

ただ、ウェブはグラフィックと違い、見るものではなく使うもの。どんなに綺麗なページでも、リンクの場所が分からなかったり、ユーザのアクションに対して親切な誘導がなかったりすると、その価値はほぼ無いのではないかと思います。

とはいえ、ウェブデザインは、グラフィックデザインから学ぶべき所が多々あると思います。ページレイアウトであったり、タイポグラフィ(文字の表現)であったり色づかいであったり。そういった所は生まれてから10年程度しかないウェブデザインの世界とは違い、たくさんの蓄積があると感じます。

「使いやすいけどみすぼらしい」、「綺麗だけど使いづらい」という何れか片方に振れたデザインというのは、デザインと呼べないのではないかと思います。その両者をひとつの形にするのがデザインであって、その意味ではグラフィックデザインとウェブデザインはお互いに学べるところがたくさんあるのではないかと思います。

(城東のおっさん)

今ではウェブサイト構築において標準サービスとなった感のあるSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)ですが、ちょっと前まではGoogleやYahooなどの検索エンジンでいかに上位にランクインするか、全員が異様に競い合っていた感がありました。現状ウェブでなにかアクションを起こすとき、ユーザはかなりの確率で「検索」からスタートしていているので、大事なのは確かです。

ただ、一方でとても不毛な感じもします。GoogleやYahooという一企業が決めている検索結果を表示するルールに一喜一憂し、それらの企業が結果表示のルールを変える度に追随しというのでは、なんのためにウェブサイトの運営をしてるのかよく分からなくなります。ある程度検索結果の上位に来ていればそれを維持する程度でよく、1位に固執しすぎる必要はないのではないかと思います。

3位や5位でも十分勝機はあると思います。インターネットユーザの多くは、自分に最も適したサービスを求めて検索結果に表示されたページを順番に「比較」していきます。時計を欲しいユーザであれば、1位のページを見て価格を確かめ、2位のページをみてどちらが安いか調べるという「比較」のプロセスをよく辿ります。

つまり、順番は最初ではないけれども、2番目3番目には見てもらえるわけです。と考えると、競合のサイトが1位で自社のサイトが3位なら、競合のページを詳しく分析し、自社のサイトでは送料を無料にするとか、即日配送をアピールするとか、いろいろと方法はあるわけです。1番になれなかった場合でも、2位には2位なりの、3位には3位なりのやり方があるのではないかと思います。

(城東のおっさん)

統計を取ったわけではないですが、インターネットの普及率と企業の内部告発や不祥事の件数は、比例しているのではないかと思います。これまでは企業にとってネガティブな事の発覚は主にジャーナリズムの仕事であって、一個人が不正や問題のある対応を受けても世間に向けて発信する方法がなかったわけですが、インターネットでそれが可能になりました(なってしまいました?)。

最近になって発覚しているたくさんの偽装や問題は、それが表に出なかっただけでおそらく昔からあったんだろうと思います。隠れてズルをしていた企業にはつらい時代になりましたが、まっとうにサービスを提供している企業には、自社の良い点が広まりやすくなっていると思います。

そんな時代の中で、広告やウェブサイトはどうあるべきかと考えてみると、綺麗に着飾った実像以上のCMや広告を打つことは簡単ですが、実際にサービスを利用した人がその大きすぎる虚像が原因でかえって実際のサービスにギャップを感じ、ブログやレビューサイトにネガティブな印象を書き込むことになってしまえば、その綺麗なお化粧は自社の印象を悪くしているだけかもしれません。

提供しているサービスの内容によってケースバイケースではありますが、自社の良いところも悪いところもすべて織り込んだ等身大の企業像をひとつのメッセージにし、テレビCMや新聞広告やウェブサイトなどのメディアに応じた形で伝えていく方が、利用者は親近感や誠実さを感じやすいのではないかと思います。だれしも好きな人の前ではちょっと背伸びをしてしまうように、素顔を晒すことは着飾ることよりもはるかに難しく、勇気がいることなのですが。

(城東のおっさん)

はじめまして。

今年から真空ラボに入りました、
城東ではたらくおっさん@いわさきです。

真空ラボの中では、インターネット関係のお仕事、
ウェブサイトの制作やマーケティングなどを担当します。


入社早々、その落ち着き払った風貌から、
最年少おっさんの名を拝命いたしました。

風貌はおっさんでも気持ちは若いんだとアピールしたのですが、
20代のかよこ嬢から一緒にされては困ると言われてしまいました。。。


42歳と真空ラボ最年長ではありますが、
若さでアタックしてがんばりたいと思います。
みなさまよろしくお願いいたします。

(城東のおっさん)

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