虎尾 弘之
コピーライター
クリエイティブディレクター
相手と一致すること、そして、技を磨き続けることが大事だと思っています。
1975年生まれ。坂井市出身。1998年(株)シュガーポット入社。2000年(有)SIGEKIアドプランナーズ入社。2005年虎尾弘之広告事務所設立。 2007年(株)真空ラボ設立に参画。今に至る。北陸コピーライターズクラブ会員。
ネーミング
いきなりですが、ネーミングって大変です。クライアントの戦略のど真ん中に仁王立ちして、時代のいろんな要望に応えられなければいけません。読みやすさや覚えやすさなどの機能性、流行に負けない耐久性もしくは流行に乗れるスピード感、そして、記憶に残る強い個性など。それらを最適な状態で備えていく課程は正直しんどいのですが、最終的にブランド展開の中心にどんと構えている姿を想像しながらの作業は、正直面白くてしょうがないです。
「ナノセンス」/ 抗ウイルス・抗菌・消臭ミスト
「株式会社 伝食」/ 甲羅組の母体会社
「いと」/ 加賀屋百十周年記念酒
「加賀屋のひととき」「加賀屋の朝餉」「加賀屋の夕餉」「加賀屋の日々」/ 加賀屋食品ブランドシリーズ
「ESTAVIA」/ 輸入中古車販売店
「shegull」/ ガルウィンタイプグサングラス「シーガル」
「we-ng」/ Wエンゲージ機構アイウエア「ウィング」
「越前和紙 福乃ここ千」/ 高級筆記専門紙
http://fukunococochi.jp
「HACOACT」/ 木製雑貨ブランド「Hacoa」小冊子名
「AD AND ART」/ アートディレクター3人展「アドアンドアート」
「真・呼吸の家」/ 自然素材の家ブランド名
グラフィック
時代性としてターゲットと出会う機会がどんどん絞られている気がする紙媒体は、それだけ、ダイレクトに伝わる可能性が増している媒体なのだと僕は思っています。だからこそ、できるだけ多くの人に、ではなく、思い描くひとりの人に確実に届くものを目指して書いています。
小型広告 / Client : 株式会社エクリュ
雑誌広告 / Client : ブライダルマスミ
院内ポスター / Client : あけぼの鍼灸院
テレビCM
弊社内でテレビCMを制作する場合は、プランナーとしてプロジェクト全体のコンセプトを制作した後に、あらためてコピーライターとして参画することが多いです。その際、ディレクターの演出において「しなやかなガイドライン」となれるコピーを書くことに熱量を注いでいます。
「そこに、鐡の志を。」篇
Client : 福井鐵工
「ここから、こころから」篇
Client : AOIホールディングス(あおいSS)
ラジオCM
コピーを書くのはいつでも楽しいですが、ラジオCMを作るのは特に楽しいです。映像がないからこそ、音だけの世界だからこそ、描けないものはありません。ラジオなんて聴いている人がいるのか?いえいえ。よりコアな人が聴く媒体となっていますよ。また、「音の広告」と捉えれば、可能性は膨らむばかり。
「男を漢にする」篇
Client : バイクガレージ福井
「今日も俺が最後か」篇
Client : アイビックス
「親になって」篇
Client : 100満ボルト
「コンセプトからのものづくりは古い」という声も
最近は聞いたりしますが、僕は、いい広告はいいコンセプトから、
新しい広告は新しいコンセプトから生まれると、常に思っています。
下記の文書は、富山県高岡市にあるホテルニューオータニ高岡というホテルのブライダル事業部あてに用意した提案書の1ページです。地域とともに歩み、愛されてきたホテルながら、流行に左右されやすいブライダルに関しては何らかの対応に迫られていたタイミングでした。依頼物としては、パンフレットの制作でしたが、恐縮ながらも、ブライダルそのものの立ち位置を考え直していただくコンセプトを提案。輝く未来へと向かう局面に、街で生きてきた思い出という“過去”をベースとして発信する内容を提出しました。クライアントの方々にはご共感をいただき、このコンセプトをもとに、パンフレット、ウェブサイト、プロモーションムービーの制作へ展開しました(キャッチコピーは、理由あって「いだいて、あるいてく。」になりましたが)。ちなみに、僕が作るコンセプトの提案書は、基本的にほぼ文字だけです。そっけなくてごめんなさい。