福井県 「事業者による障がいのある人への合理的配慮の提供の義務化」 コンセプト/周知・促進ポスター

「事業者による障がいのある人への合理的配慮」とは、障がいのある人の社会的なバリアを取り除くため、事業者側の負担が重すぎない範囲で適切な対応を考え、行うことです。従来の障害者別解消法が改定され、2024年4月1日より、努力義務から法的に義務化されました。しかし、周知されているとは言い難い状態でした。まず、名称が長く、堅く、覚えづらい。そして、補助金制度もあるのですが、事業者のメリットがわかってもらいづらい。ご依頼を頂いてから、最初に、障がい者の方のヒアリングを実施。障がい者の方の視点について、無知を思い知らされました。その上で、どんな情景を最終的に生み出すべきなのか、そのためにいま何を伝えるべきなのかを考慮。たどり着いたのは、「お店や会社が、できることから始めるルール。」というコンセプトでした。そこからまず、「できルール」というアクションタイトルを作りました。その後、実施している事業者や障がい者の方の視点を、対象となる事業者の方や一般の人に届けるために、ポスターの制作へ。各所を取材しながら決めたのは、事業者の方と障がい者、そのどちらの声にもなることでした。合理的配慮の提供には、障がいのある人と事業者が対話を重ね、共に解決策を導き出すことが何より重要。だから、双方の共感を得るメッセージをつくることが“共に対話して解決策を導く”シーンを描くことに繋がると思いました。コンセプトの設計を共に進めてくださった県職員の方、各事業所を何度も何度も一緒に取材に行き、修正にご対応くださった県職員の方々、そして、それらをわかりやすくデザインしてくれた竹澤さん、本当にありがとうございました。

★この仕事が、第37回北陸コピーライターズクラブHCC賞審査会・HCC賞を受賞しました(審査会には一部を出品)。

コンセプト

周知・促進ポスター

県内各地でのポスター展示(写真は県立図書館)

◎企画
Shin-Qoo.lab
◎ポスター
CreativeDirector, CopyWriter : Hiroyuki Torao
ArtDirector, Designer : Masayuki Takezawa